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理事長挨拶


理事長 小川節郎 日本大学医学部麻酔科学系麻酔科学分野・主任教授
小川節郎
このたび、前理事長の宮崎東洋先生の後を継いで日本慢性疼痛学会理事長に選出され、平成24年2月より就任いたしました日本大学麻酔科麻酔科学系の小川節郎でございます。新理事長として会員の皆様にご挨拶申し上げます。

我が国における慢性疼痛保有患者数は近年のいくつかの大規模調査により、全人口の約14%から23%と報告されています。しかし、治療に満足しているとしている患者の割合はこれら慢性疼痛保有患者の約1/4に過ぎず、大きな課題となっています。

また、「線維筋痛症」「複合性局所疼痛症候群」など、未だにその病態の本質が明らかになっていない疾患が問題となっています。従ってこれら病態の本質と診断方法を確立することも重要性と考えられます。診断が困難な理由として、「痛み」という症状が基本的に自覚症であり、他人にはその程度や性質が分からないことがあげられています。いかに「痛み」を客観的に捉えられるかが大きな課題といえるでしょう。疾患の原因や発生機序が解明されていない疾患については、今後、臨床と基礎との連携のもとに集学的な取り組みがなされることが必要と考えられます。

一方、慢性疼痛は身体局所の異常よりも中枢神経系の異常が原因とする考え方に興味が集まっており、精神・心理的な問題も大きな比重を持っていると考えられていることから、今後さらに、脳科学、心理・精神面での研究の進歩が期待されるところであります。

本学会は慢性の痛みに関する研究を行い、適切な診断・治療法の策定を目的とし、集学的・学際的な知識を集約して慢性疼痛に苦しむ患者のQOLの向上に務めることを目的とした医療者の集まりであります。代々の偉大な先達の先生がたの大きなご功績により、幸い、本学会には多くの診療科、様々な医療従事者が参加して大きく発展して参りました。この目的を遂行するため、これら各方面における会員の皆様とともに、理事長として少しでもお役に立つよう努力致します。どうぞよろしくお願い申しあげます。
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